巻き肩
「巻き肩」とは肩が腕の付け根から
内側方向に巻き込まれ前に出た状態の
事を言います。
長時間のパソコン作業やスマホの操作で
手のひらを下に向けて体の前に腕を
固定していることで、大胸筋や小胸筋が
縮んだままになってしまうことに加え
上腕骨が内旋してしまった事が原因となって
起こります。
巻き肩になっているかのチェック法は?
巻き肩になっているかのチェックは
以外に簡単に出来ます。
まず、バンザイをするように腕を上に上げてみます。
その際に腕が真上に上がらず、
前に引っ張られた状態になってしまったり、
腕を下に下ろしたときに
親指ではなく手の甲が前面を向いているのは
巻き肩特有の状態です。
巻き肩になってしまうと胸郭が
狭くなってしまうので
「息苦しい」とか「呼吸が速くて浅い」といった
事が起こってきます。
早くて浅い呼吸は自律神経にも拘わってくるので
巻き肩は姿勢や見た目の問題だけでは
無くなってきます。
また、肩が前に移動してしまっているので、
背骨が後湾していないのに猫背になっている
ように見えるのも巻き肩が原因。
実際に「猫背が気になる」とおっしゃる方で
背骨の後湾ではなく、巻き肩によって
見た目が猫背になってらっしゃる方は
かなり大勢いらしゃいます。
さらに巻き肩を増長させてしまう原因として
就寝の時に右か左のどちらかを下にして
寝ている、という事が考えられます。
巻き肩の改善法、当院の施術は?
巻き肩の解決法としてまずは硬く縮んでしまった
大胸筋と小胸筋に柔軟性を取り戻さねばなりません。
また、縮んだ胸筋に引っ張られてしまっている
菱形筋や前鋸筋へのアプローチも行っていきます。
次に回内してしまった上腕骨を回外方向に矯正します。
筋肉と骨格の両方にアプローチすることが
巻き肩の解消になります。
巻き肩の原因は日常的な動作にあるので
セルフケアの方法をお伝えいたしますので
日常的に実践していただき、
巻き肩を予防していただくことが必要になります。