股関節周辺の痛みやアンバランス
「股関節が痛い」と御来院になる方は
以外に大勢いらっしゃいます。
この場合、痛みを抱えてらっしゃる方は
「股関節」とおっしゃいますがほとんどの方の
痛い場所は足の付け根の「鼠径部」だったりします。
この「鼠径部」の痛みの原因は
骨盤のゆがみ等、いろいろ考えられますが、
多くの方の痛みの原因は縫工筋という
太ももの内側にある筋肉のオーバーワーク
だったりします。
縫工筋は膝の下の内側の鵞足という部分から
大腿部を斜めに走行している細長い筋肉になります。
縫工筋はこんな時に酷使されます
中腰の姿勢での作業が多かったり
重いペダルの自転車を漕ぐことが多いときに
縫工筋は疲労してしまいます。
また、脚を振り回すように踊るダンサーの方や
しゃがんで小さいお子さんと接することが多い
保母さんや幼稚園の先生にも
見られるトラブルです。
縫工筋への施術は?
脚の付け根の痛みが生じている部分は
炎症が生じている事が考えられるので
強めの押圧等は行いません。
基本的な施術法としては
ストレッチングとキネシオテーピングで
筋肉の機能を回復していきます。
もうひとつ、股関節で大切なのは左右のバランス
施術の際、仰向けに寝ていただいたときに
股関節の開き具合が左右で大きく違っている
方がいらっしゃいます。
股関節の左右のアンバランスは、痛みを生じないので
ご本人も気がついてない場合がほとんどです。
しかし、このアンバランスは全身の歪みの
原因となってしまいます。
「脚の長さが右と左で違う」は
よく言われるフレーズですが、この場合の
脚の長さの違いは実寸の違いではなく
見た目上の違いであることがほとんど。
そして、見た目上の脚長差の大きな原因のひとつが
股関節のアンバランスになります。
股関節のアンバランスが生じてしまう原因は
脚を組む等、座り方によることが考えられます。
脚の長さの差は骨盤の歪みの原因となるので
股関節のバランスを整えることは
整体を行ううえで重要な施術になります。